「猫は完全室内飼いだから、フィラリア予防はいらないのでは?」「フィラリアは犬がかかる病気だと思っていた」
動物病院で働いていると、飼い主様からこのようなお声をよく耳にします。猫ちゃんを大切に想うからこそ、「本当に必要なの?」という疑問を持つのは当然のことです。
結論からお伝えします。猫にもフィラリア予防は絶対に必要です。
なぜ猫にもフィラリア予防が必要なのか?
フィラリア症は、蚊が媒介する寄生虫が心臓や肺の血管に寄生することで起こる病気です。
蚊はどこにでも入ってくる
「3階以上のマンションだから大丈夫」「網戸をしているから蚊は入らない」と思っていませんか? 蚊はエレベーターや人の服にくっついて移動することもありますし、玄関のわずかな開け閉めや、網戸の隙間からも簡単に侵入します。
猫のフィラリア症が「犬より怖い」3つの理由
- 理由①:診断が非常に難しい
猫の検査は「偽陰性」が出やすく、発見が遅れがちです。 - 理由②:有効な治療法がない
現時点で、猫の成虫を駆除する安全な治療法は確立されていません。 - 理由③:突然死のリスク
症状が出ないまま、ある日突然命を落としてしまうケースがあります。 
猫のフィラリア症:咳や呼吸の乱れは「喘息」じゃないかも?
以下の症状がある場合、単なる「猫喘息」と自己判断するのは危険です。
- 乾いた咳をする
- 息苦しそうに呼吸をする
- 食欲が落ちてきた
- 食事に関係なくよく吐く
- 急激な体重減少
【重要】予防を始める前に必ず「動物病院」へ行くべき理由
「ネットで予防薬を買えばいいのでは?」は非常に危険です。感染している状態で薬を飲ませると、重篤な副作用を引き起こす可能性があるため、必ず獣医師の診断のもとで処方を受けてください。